紙の本の未来。電子書籍は紙媒体を抜くことが出来るのか?

こんにちは。
コバヤシリョウ(@gunshi320)です。

先日、読者の方より、このような質問を頂きました。

ブログを読んで下さっているだけでなく、こうして質問までして頂けて、書き手冥利につきます。
感謝の気持ちを込めて、しっかりと答えていきたいと思います。

電子書籍は紙媒体を抜くことが出来るか?

アンサー:現時点ではかなり厳しいと思います。しかしながら、電子か紙かの違いは、そもそもユーザーにとってどちらの媒体が便利かというだけの話なので、売上で抜いたから、そっちの方が未来があるとか、便利だとか、そういう話ではないと思います。

というのが僕のアンサーです。

まず売上に関して、2016年の数字ですが、電子出版の販売額は約1,909億円。
それに対して、紙媒体の販売額は約1兆4,709億円と、かなり開きがあります。

破竹の勢いで成長している電子書籍市場ではありますが、未だここまでの開きがあると言うことは、何かしら市場規模拡大を阻止する要因があるということです。

僕は、電子書籍も紙の本も両方読んでいますが、シリーズ物で最初に本で集めている商品(マンガ・ラノベ)は、迷わず本を買います。

途中から電子書籍にって流れにならないんですよね。
ここが解決する何か(本を簡単に電子書籍化できる仕組み)がでないと、一気に移行しようとは思わないです。

また、何回も読み返したい本や、教材の用にマーカーなどを引きたい本は、紙で買います。

あと、今日も本を一冊購入しましたが、好きな作家さんの新刊は本屋さんで買います。
これは、今でも新冊の増刷の基準が、本屋さんでの売れ行きだからです。

増刷というのは、作家さんにとって一つのポイントでもあったりするので、好きな作家さんの新刊はなるべく本屋さんで買うようにしています。

紙の本より電子書籍の方が作家さんに還元される仕組みなら、話は変わってくるでしょうけど、今の仕組みだと本のほうが有利なのかな~と思いますね。

こんな感じで、紙から電子への移行には、色々とハードルがあり、これらが解決しないと、電子書籍のシェアが紙以上に広がることはないと予想してます。

ユーザーにとってどちらが便利かというだけの話

電子か紙かの違いは「ユーザーにとってどちらが便利か」というだけの話なので、売上で優劣がつくものではないと思います。

持ち運び・省スペースという点では、圧倒的に電子書籍に軍配があがりますし、2次流通(また本屋さんで売れるし、買える)という点で、紙媒体は魅力的です。

それぞれに良さがある。

なので、紙と電子の未来で考えるべきは、どちらが売上で勝った負けたという事ではなく、電子書籍でも売上が作家にもっと還元される仕組みだったり、本だったらグッズ化したり、コレクション向けに作ったり、「本(読み物)」という媒体で、如何にユーザーを愉しませるか、如何に「本(読み物)」を読むユーザーを増やせるかを考えたほうが有意義だし、お互いの媒体の未来にも繋がると思います。